新学期が始まりました。

新学期が始まりました。

 

前回とクラスのレベルは変わらずなので今学期も同じ先生かと思いきや学校に着いてビックリ!教室も先生もガラッと変わってるー!前学期のクラスメイトは3人だけ残っていますが他の人はみなさん始めましてだったのでドキドキな初日でした。

 

しかも今回のクラスはアフリカ系と中東系が多いので名前を覚えるのが大変!熱心な先生はクラスが終わると出口に立って一人づつ名前を確認しながら声をかけ見送ってくれるほど。この学校の先生が一番苦労することはこれなんじゃないかな?

 

そんな新学期が始まってまもない今週は、お互い色々と知りたいので「どこの国?」「カナダに来てどのくらい?」「どこに住んでるの?」「何語を話すの?」なんて会話が飛び交いその中に「子供いるの?」もお決まりの質問だったりします。

 

今日その会話をシリア出身の女性としていたら彼女が「I had three children」と言いました。

 

「had」?過去形?一瞬文法間違いかな?と理解できず、聞き返してしまい再び彼女は少し間を置いて「I had...」と言いました。その場で深く察することのできなかった私は「うん?どういうこと?」と今思い返せば自分の頭の悪さを30代になって一番悔やむくらいバカな事を言ってしまい、挙げ句の果てには彼女に「They died」と言わせてしまったことに深く自分を恨みました。

 

どうして3人も子供が亡くなったのかは聞かなかったけれど、というか聞けなかったけれど、もしその原因が戦争だったならば…

 

前はバス停でもちゃんと列を守らずグイグイ来る移民の人に対し「カナダの習慣を守りなさいよね!」なんて腹を立てたりしたけれど、自分自身、後進国や内戦が行われている国の事情なんてこれっぽっちも知らず一方的に後進国から来たであろう難民や移民できた人達にモラルがない!と腹を立てていたことに反省しました。もちろん人それぞれバックグラウンドは違うけれど、中にはやっとの思いで移民してきた人もいるわけでその大変さを考えればバス停でちゃんと並ばなかったくらい大したことないよな…っと。

 

学校が終わり少し落ち込みながら歩いていると、後ろから呼び止められる声がして(音楽を聴いていて聴こえず)振り返るとホームレスが「Just for you」と言ってこんな物をくれました。お金でも取られるのかと躊躇したけど微笑みながら「ほらほら!」と渡してきて仕方なく受け取ったらすぐに去って行ったのでお金目当てではなさそうでしたが、危ないものかも?と疑いながらも家に持ち帰り夫に見せたら笑っていたので、なんだかほっこりしてしまった。

 

猫の食いつきが凄く噛み付いたり戯れたりしたおかげですこしボロボロになっちゃった。

 

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世界が平和でありますように、とこの花を見て思いました。